知能機械の観察

舜、屋内用ジャングルジムの1段の高さをまたげるようになった。これで上段からの降りも自在にできるだろう。登りっぱなしで降りるのにてこずることはないだろう■舜、椅子の座面をポンポンと叩いて、座れと促す。食事のときの「どうぞ」の代わりのこともあれば、座ったあとで「膝に乗せろ(テーブルの上のものをいじりたい)」ということもある■典侍、ひらがなをほぼ全部覚えた。ボクの日記では文字を覚えた初出は2008.10.13。この時期に嫁が平仮名の表をトイレに貼った。(2008.9.23ではタギングみたいな模様を書く程度だった)ほぼ2ヶ月で平仮名の図像と音の対応を覚えた■文字セットの学習も、発話の場合と似ていて(2006.12.31)、入出力の一種のエクスプロージョンみたいなものだなという印象を持った■「文字セット」はある一定数の量の全体を暗記しないと実効性がない。だから学習は、本人が興味を持った時点から、それなりに早いペースで進むのだろうと予想はしていた。いつ好奇心に火が点くかを見ていた■今日も消灯前の午後7時台は本を朗読。母が朗読をすると、自分が読みたいと言い出す:表紙で「ちいちゃんのかげおくりあまんきみこ さく・うえののりこ え。」典侍よ、それ読んでるんじゃなくて、暗記してたこと言ってるだろ(^^;本文はたどたどしく1文字ずつ読んでいた:「ち・い・ち・や・ん・に・か・げ・お・く・り・を…」■「ちいちゃんのかげおくり」の本文は26ページ。各ページの半分くらいを音読して十数ページ読む。覚えている分もあろうかとは思う。さすがに息切れしたのか、「空襲」の最初のページあたりで読み違えて癇癪を起こす(それは小学校3年の教材なんだよ)■小さい子は同じ絵本をしつこく読んでくれとせがむものだという話をどこかで読んだことがあるが、我が家では「ちいちゃんのかげおくり」である。本人はとても暗い話であるとは分かってないと思う■典侍の会話の内容がまとまっているようで、チグハグであることを記録したいが、チグハグなので覚えられない。へんてこで内心、苦笑した記憶しか残らない。残せたら、語のつながりから何かわかったかも■あと10日足らずで3歳10ヶ月。「3歳児」の期間もあとわずか。個体における「合理性」の起源の観察完了まで、あと14年くらいか。