• 暖かい一日。怠惰に過ごした一日。庭の梅がほころびはじめた。典侍の体調、未だいまいち。熱は収まったが、おなかユルユルは続く。

  • ダイアモンドの『文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)』のイースター島のくだりまで読み終わる。ケーススタディ本というのは読んでいて興味深い。社会の生存、維持のための infra(下の)-structure とは何かに関する論考なので、環境問題というより政治、経済のケーススタディであろう。ここまで読んで、書かれてはいないが、モンタナとイースター島の一番大きな環境上の差異は系のサイズではなく、貨幣経済の有無なのではないかと思った。これは素人の思いつきに過ぎないのだが、貨幣(貨幣経済)には二つの自然法則のような特徴がある:(1)距離と時間に左右されない、(2)金貸し(金融)の発生とともに自発的に膨張する。これが社会の活動のアクティビティをブーストする効果があるのではないか。実証はまず出来ないだろうけど。