昨日、津波警報が出ていたにもかかわらず、わたしはなぜ逃げなかったか


気象庁の出した宇野港(岡山)、久慈(岩手)の潮位データ。
忘れないうちにメモをしておく。
まず気象庁の潮位情報のサイトを見た。日ごろの予測される潮の干満の差(天文潮位)が12時と18時の間で約1.5mあり、津波到着予想時刻の18:00には、その日の2度目の(あまり潮が引かない方の)干潮であることを確認した(右図参照)。ここに+100cm程度の潮位の上昇が加わっても、まだ満潮の潮位には届かない。(実際の潮位の予測値からのブレを見ると、津波の到着は21時くらいのようにも思われる。が、宇野港は日ごろもこれくらいのブレを出すのでよく分からない。判断が甘かったかもしれない。)
周辺の県には津波注意報しか出ていなかったので、「潮位1m」はなんらかの予測値(よく知らんけど50cm≦潮位≦150cmか何か)の下限値に近いだろうと予想していた。岡山県紀伊水道の方から波が来るとしたら、備讃瀬戸のあたりで波が収束しそうな気がするので、その辺の波高の予測値を出して「岡山県沿岸」全線に対する警報を出したのだろうと高をくくったものの、ちょっと心配だったので、門に水よけの板を嵌める。
テレビを見ながら到着した波の高さが予測値よりも低いことを見て、さらに高をくくった。



しかしながら久慈のデータを見たら分かるように、今回の津波による大きな潮位の変化は、変化の始まりから3時間程度は大きなブレが起きている。この数時間のうちに満潮の時刻が重なると、高潮警報の潮位は越えていたかもしれない。



近隣の大地震なら、テレビなんか見ずに速攻で逃げた方が勝ちなんだろうな。できるかな?>自分


[2010.3.4]スクラップ
津波の知識と教訓 津波防災3カ条

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