Visual Studio 2010 Express Edition で hello world コードを作成する

自分専用の教育用の覚書。1個のソースコードファイルからなるプログラム(ここでは hello world と表示するコード)を作るまでの最小限の操作。Visual C++ 2008 Express Edition (自分用の覚書)から、さらにインターフェースの配置や名称が変わっている。IDEのどこに何があるかなんて、いちいち覚えてられない。

  1. [新規作成(N)]前の準備
    1. [上級者用の設定]に切り替える

      これをやっておかないと「いままであったものが無い」と焦るはめになる項目が多い…はず。[デバッグ(D)]の[デバッグなしで開始(H)]は[上級者用の設定]にしないと存在しない。

      [ツール(T)]→[設定(S)]→[上級者用の設定]で左クリック



      メニューバーの項目に[ビルド(B)]が現れるのが[上級者用の設定]の外観の特徴



      ↑基本設定のメニューバー ↓上級者用の設定のメニューバー


  2. ソースコードを書くまでの準備
    1. [ファイル(F)]→[新規作成(N)]→[プロジェクト(P)]


    2. [新しいプロジェクト]ウィザードが立ち上がるので、[CLR コンソール アプリケーション]を選び、下段の[名前(N)]の "<名前を入力してください>" を消して "Hello" と入力し、ウィザードの左側の[最近使用したテンプレート][インストールされたテンプレート]の[Visual C++]の下の[全般]をクリックする。


    3. [全般]では[空のプロジェクト]を選択して、一番下の[OK]をクリックする。


    4. すると、左側の[ソリューションエクスプローラ]の中に[ソリューション'Hello'][Hello][ソースファイル][ヘッダファイル][リソースファイル][外部依存関係]の項目が現れる
  3. 新しいファイルを作成してソースコードを書く
    1. 左側の[ソリューションエクスプローラ]の[ソースファイル]でクリックし、[追加(D)]→[新しい項目(W)]をクリック


    2. [新しい項目の追加]ウィザードが立ち上がるので、[C++ファイル]を選択し、下の方の[名前(N):]の "<名前を入力してください>" を消して "Hello" と入力し、[追加(A)]をクリック


    3. タブに "Hello.cpp" と表示された白紙のページが表れる


    4. "hello world"と表示するためのCのプログラムを書く


  4. ソースコードをビルド(コンパイル+リンク)し、実行する

    ここが曲者で、VS2008までとは異なり、[デバッグ(D)]の[デバッグなしで開始(H)]による実行のデフォルト値がコマンドプロンプトを残さない設定に変わっている。コマンドプロンプトが残るようにするところから始めないといけない。
    1. [ソリューションエクスプローラ]のプロジェクト名[Hello]にカーソルを合わせてクリックし、一番下の[プロパティ(R)]を選択する。


    2. すると[Hello プロパティページ]が現れるので、左側の[リンカー]の頭の三角をクリック→([全般][入力]…[コマンド ライン]の中から)[システム]を選択する。すると右側に[サブシステム][最低限必要なバージョン]…[ドライバー]のリストが現れるので、[サブシステム]の欄の一番右の[V]マークを左クリックし、出てきたリストの中から[コンソール(/SUBSYSTEM:CONSOLE)]を選ぶ。



      ここで[OK]をクリックして、[Hello プロパティページ]を閉じる。
    3. [デバッグ(D)]の[デバッグなしで開始(H)]をクリックする



      「ビルドしますか?」ときかれるので、[はい(Y)]をクリック


    4. コンパイル、リンクがうまく行ってバグがないなら、コマンドプロンプトがあらわれて
      hello world
      続行するには何かキーを押してください...
      と表示される。