「頭がいい」という無定義語はさておき

はてぶで注目されていた。いくつか気になった点があった。100字を越えそうだ。
頭のいい人の、無邪気さと傲慢さのあいだ - 千早振る日々
話してきました - 千早振る日々
PineTreeさんの趣旨は「空気嫁」に近いものがあると思うし、反応もその辺が多い気がする。でもボクは次の点がきになった。

気になる点1:M2生4人のコミュニケーションが足りない

まず一人分の発表練習にかかるコストが大きいのに、仲間内で調整をしていない。というか、自分のスケジュール調整すらできていないものがいる。誰もリーダーシップを取る(「音頭を取る」くらいかな)ことがない。これがこの年だけの例外的な事象なら今年を乗り切ればよいが、次年も継続するようならPineTreeさんをはじめとする「中間管理の人」は対処のノウハウを作るべき。例えば発表練習の時限を決めて強制的に書かせるとか(ひょっとしたら、これを実行していてM2がグータラでパワポを書けないということもあるのかも)。
「ばらばらならやらないよ、くらい言うべきでした。」ではなくて、多分「○さん、○日○時○分から練習をしましょう」という風にスケジューリングできれば良かったのではないでしょうか。公平性も確保しやすいでしょう。
ボクは「あまりレベルの高くない」大学にいるし、自分の周りの極小数例しか知らないから、一般的なことはいえないのだが、経年変化として学生の「自律性」「共同性」が失われていると感じる。そしてそれは「学生に任せる」だけでは対処できず、何らかのコントロールや教育が必要だろう。

気になる点2:この「頭がいい人」が心配性

この「頭のいい人」が直前になって「前回より大きく変わりましたので」と言ってきている点。せっかくメンターにスーパーバイズしてもらったのに、それを書き換えている。たぶん発表の元になっている理論やデータには大きな変更が無いだろう(直前に「新しいデータ、結果出ました」という話ではなさそう)。それなのに書き換えるのは「時間の無駄」であり、そのような時間的な余裕があるなら「新しいこと」を勉強、研究しようと考えるべきではないだろうか?
この「頭のいい人」は「私は研究者として生き残っていけるでしょうか」「私などまだまだです」と言っているそうだが、もしこの発言が「他人の評価を気にしている」というコンテクストが強いならば(以下、略)。(pollyannaさんのエントリを引いているのも、その含みがあるのだろう。)