最近の知能機械
[2010.3.7]
最近、舜の語彙が増えて、舜と典侍の間で会話らしきものが成立している。
…のだが、ふと、これは「中国語の部屋」を2個接続したものと、
区別がつかないんではないかと思った。
サール 中国語の部屋 - Google 検索■
われわれの会話も「部屋」の接続なんだろうな■
ところで、中国語の部屋に閉じ込められたアメリカ人って、
そのうちに中国語を使えるようになってしまい、
思考実験の「前提」が成り立たなくなっちゃうんじゃないかと思う。
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舜と助詞の「が」「は」。今朝の会話で気が付いたのでメモ:
「あぶないが おちてた(爪楊枝が落ちていました。)」
「とぷす*1の はこは?(スティラコサウルスの箱はどこですか?)」
舜の発話のエクスプロージョンから2ヶ月程度経っている。
形容詞「あぶない」を名詞として転用するという部分はつたないが、
〈テーマ語〉の〈格〉を表現する助詞の「が」「は」の〈使い分け〉が
正しくできている■
卒論の添削をしていて感じることだが、助詞「は」「が」の使い分けは、
留学生には結構、難しいものである。
それが2歳児には自然に正確にできている
(…と言っていいのかな?サンプル少ないけど)■
名詞、動詞よりも、いくつかの主要な助詞の格の運用の方が先に身につくようだ。
多分、発話エクスプロージョンの前に、
助詞の示す〈格〉の理解は身についているんではないか。
[2010.3.5]
今朝のこと、典侍、起きるとすぐに夢の話をする。見た夢を覚えているのか。ボクは大学生くらいまで、夢を覚えていたことなどほとんどなかった■
[最近の典侍の能力]
なわとびを10回自力で飛べる。
雲梯を一つ飛ばしで渡ることができる。
ピアノでたどたどしく「むすんでひらいて」を探りながらひく。
左手がずっとIの和音を引いているところが微笑ましい。
「とんとんとんとん ひげじいさん」は
4フレーズ目の「めがねさん」で音階が下降していることに気付いていない■
運指がめちゃくちゃなので、
「よそ見しながら弾けると楽しいよ」と
典侍の顔を見ながら「チューリップ」を右手で弾いて見せて
(これくらいならボクでもできる)、
促してみる。
ついでに楽譜の数字が指に対応していることを教える。
ちょこっと乗ってきた。
*1:【とぷす】ケラトプス科の恐竜の総称。「ちくちく きょうりゅう」とも。