自分のMT, ATの操作の記憶のメモと操作ミスの解決案

http://youzo.cocolog-nifty.com/data/2010/10/post-025d.html
酔うぞさんのエントリに触発されて、自分の運転時の操作を振り返ってみた。ボクは日頃はMT車で通勤し、家族との買い物なんかは嫁も運転できるAT車を使っている。

まずMTのブレーキ操作を考えてみた。

  1. MTの場合はエンストを嫌うので、ブレーキを右足で踏み込むときに、反射的にクラッチに左足を乗せて踏む姿勢、左手はいつでもギアシフトできるようシフトレバーに乗せた姿勢に入り込み、
  2. 十分に減速が進むとエンジンの回転数が下がってノッキングが生じるので、エンストしないためにギアをシフトダウンするためにクラッチを踏みこむ

という操作が生じる。つまり反射的にエンジンの動力の伝達を切る姿勢と操作が途中に入る。この「クラッチ踏み+ブレーキ踏み」の姿勢は両足が近いポジションである。

次にMTの発進時操作、「半クラッチ」を考えてみた。

これは教習所で運転を習うときに、「坂道発進」なんかで覚えるのにとても苦労する部分。

  1. 発進時は「クラッチ踏み+アクセル踏み」のポジションになり、
  2. 左足で徐々にクラッチペダルを上げつつ、急発進にならないように必要最小限のアクセル操作を加える

という操作なので、自動的にエンジンの動力の伝達をいつでも切れる姿勢と操作になる。この「クラッチ踏み+アクセル踏み」の姿勢は両足が広がる姿勢である。
この操作は、動作手順はどの車種でも同じなのだが、機種依存性(というより個体依存性)が大きい。他人のMT車を運転するときはまず車をとてもゆっくりと発進させながら「クラッチの繋がる位置を探る」のが基本。

MT車でこの両者に共通する「機構」

  1. 加速、減速が急ならば、エンストが起きて、自動的に止まる(めっちゃ恥ずかしいけど…)。
  2. クラッチペダルを踏む姿勢になって、駆動力を切ることができる態勢になる。

というわけで「動かなくなる/する」機構や動作が複数個ビルトインされている。

AT車でのブレーキ操作を考えてみた

  1. 車が希望の速度になるまでペダルを踏む

AT車での発進時操作を考えてみた

  1. ブレーキペダルを踏むのを止めれば、車がエンストすることなく、クリープし始める
  2. クリープ状態でトルクや移動速度が不足していれば、アクセルペダルを踏む

AT車でこの両者に共通すること

  1. 駆動力を自分の意思で切る機構も操作も無い。
  2. 操作時の姿勢が「ペダルを踏む姿勢」だけであり、MT車と場合と比べて、加速、減速の操作姿勢に違いがほとんど無い。
  3. そして操作が「ペダルを踏む」の1個だけであり、MT車の「クラッチ操作」のような別の操作でリカバリーをするチャンスが無い。

それからボクのAT車はクリープからアクセルを踏んだ時に、トルクが急激に変わるので「なめらかな加速」ができない。
そしてAT車はアクセルを踏むのを止めたときに、MT車と比較して減速がかかりにくい…気がする。

で、操作ミスを「致命的」にしないようにするには

最初は「操作ミスをなくすには」と書いて、操作ミスが無くなるわけないよなと思った

  1. 「アクセル」「ブレーキ」の姿勢、動作を変えてしまう:ナルセペダルとか、左足ブレーキとか。
  2. 駆動力を自分の意思で切る機構をつける:ダミーのクラッチを付ける(これはBUNTENさんのアイディア)とか。
  3. 急加速、減速に対する「エンスト」をビルトインしてしまう。街乗り車ならあり得る機構だと思う。どうやって実現するんだろ?

まあ、こんなところかな。解決法は「これがベストの案」なんてひとつにこだわることを止めて、複数、実装する方がよいだろうし、「安上がりで済まそう」なんて変な気を起さなければ、ちゃんと実現しそう。