• テレビ東京系列のシルヴェスター・コンサートを今年も見る。今年はコバケンのマーラー『復活』最終楽章(の合唱の冒頭から)であった。2010年が生誕150年で2011年が没後100年なのか。
  • この曲には苦い思い出がある。大学受験に落ちた報せを受けたときにちょうど聴いていたのだ。(あまりにインパクトが強かったので偽記憶かもしれないが)ちょうど最終楽章のコーラスの部分だったのだ。ハンマーを打ち下ろされたかのように(それは6番『悲劇的』だろうというツッコミはなしで)身体中の力が抜けて呆然とソファに沈み込んでしまったボクの耳に Sterben werd ich, um zu leben! の歌詞が入ってきたのだ。
  • 2010年が暮れた。ことしは子供の出来事のメモの量が少なかった。
  • 典侍の記録(10.15)を見直しながら、「3×5≠5×3」を「算数」あるいは「算術」の問題として扱うから議論がこじれるのであって、こどもの数理的な国語の運用能力のトレーニングという視点から整理しなおしてみたいと思った。「こどもがどのように言語を習得するのか」という国語の問題として■典侍が百数十まで連続的に口頭でカウントできたからといって、それはシリアルに数詞をトレースできるということでしかなく、数詞と10進法とその表記法の関係まで同時に把握しているというわけではない、ということを知ったのは新鮮な驚きであった。