知能機械の観察:3さいたんてい典侍、最終章『器用る(くくる)』

いつもとさして変わることのない日曜日の朝、テレビを点けると『侍戦隊 シンケンジャー』の放送が始まっていた。ボクは今度の戦隊どういう設定なのか興味があったので見ていたら(「モジカラ」って何よ(^^;)、典侍も興味をそそられたらしく「さいしょから みる」という。どうやらビデオと勘違いしているようだ。「ビデオじゃないよ」というと、「とって」とせがむ。典侍父は無視をする。

オープニングテーマが済んだところで、「ありゃ、コマーシャルが始まった」といって典侍の父はさっさとテレビの電源を切ってしまった。危うく戦隊物を見せてしまうという最悪の危機を回避したのであった。

典侍は「えんじん しぇんたい ごーおんじゃー」の存在は保育園で以前から知っていたのだが、それがテレビのレギュラー番組だということは知らない。いままで全く見せていなかったのだ。あらき家の日曜日の朝のテレビ朝日のレギュラー番組は『題名の無い音楽会』だけである。

とりあえず『戦隊物』の存在を典侍の意識から(多分)消したところで、昨夜から遊んでいた「電気クラゲ」遊びに戻る(ビニール紐 静電気 実験 - Google 検索)。これはビニール紐さえあれば簡単に出来る遊びなので安上がりでよろしい。昨夜のこと、単純な紐だけでは面白くないのか、典侍はひもに風船をくくりつけて「あし」にしてしまった。

この電気クラゲ、サイズの関係でボクが持たないとクラゲの形になってくれない。典侍はまだちっちゃいのだ。ボクが持ちっぱなしというのも面倒なので、サッシのそばのカーテンレールに洗濯バサミを使ってぶら下げようとすると、自分がくくると言い出した。

典侍は屋内用ジャングルジム(厚手のダンボールの筒でできている)をサッシのそばに引っ張っていって、脚立代わりにして作業に入る。

ところがジャングルジムの最上段に登っても(しかも靴下はいてるし)、カーテンレールまでは手が届かない。すると典侍は、細く割いた紐の先を捻り始めた。そして先を尖らせてまっすぐにすると、フック下げの穴に通してしまった。通してしまうと、さっさと紐をかた結び(おい!)してきれいにぶら下げてしまった。

結局、ぶら下げっぱなしで、その後あそんでない…orz*1

*1:(ごく一部に)大人気シリーズ「3さんたんてい」シリーズは今回で終了させていただきます。明日、2月23日からは新シリーズ「4さいたんてい」を典侍父の気の向いたときだけお送りする予定です。