2014年3月14日2時7分頃, M6.1, 伊予灘, 深さ80km


自分のための覚書。
午前2時頃に地震で起こされる。最初の地響きから揺れまで少し間があった。寝ていた部屋には大きな家具類はなかった。家族みな起きる。電気は来ているので、この近辺は大したことはないと推測する。P波とS波にそれなりに間があったので、『東南海』かと思った。テレビを点けて家族みんなでNHKを見る。震源は周防灘で、津波の心配は無いとのこと。テレビを消して、寝るように促す。典侍も舜も興奮してしばらく寝付けなかった。
震源の位置、深さからして、南西諸島から周防灘にかけての地震の帯で発生している(図はNIEDのHi-netが公開しているもの*1を改変)。そういう点では「いつもの地震」なのだろうと素人目には見えるのだが、この領域で大きな地震の発生を見たことがなかったので、このあたりでもM6程度の地震が起こるものだと驚く。
気象庁のページの今回の震度分布に伊方原発と建設中の上関原発を重ねて描いてみた。この海域には瓜生島の伝説があり、それに対応しているのではないかといわれている慶長豊後地震*2の記録もある。この地域で加速度の大きな揺れや大津波を伴う地震が発生する可能性はあるだろう。そのときこれらは女川原発のように止まるか、まぬけな経営トップを代々頂いた東電のために吹き飛んだ福島第一のようになるのか?


あと Hi-net の図を見て思うのだが、南海トラフ沿いは「プレートの境界」の線が引かれているし、東南海地震の記録がいっぱい残る場所なのではあるが、三陸沖と見比べても、地震がそれほど頻発する場所でも無いなあと思う。いつもは静かで一気に大揺れでもするのかな?素人なので知識が無い。


あと今回の震度分布を見ると、瀬戸内海に沿うように震度分布が震源から東側に広く分布している。瀬戸内海沿いって共鳴箱のように揺れるなあと感じる。これは2011年7月5日の和歌山の地震の時にもそう感じた。それから濃尾平野地震動が伝わると共鳴するみたいだ。震度3が何点も観測されている。

*1:http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?ft=1&LANG=ja

*2:Wikipediaの記述によれば"別府-島原地溝帯に沿って発生した大陸プレート内地震"とのこと。