• 本家サイトのサーバに使っていたPCのHDDの動作が不安定になったので、一時的にシャットダウン中である。頭痛い。HDDに関しては「ババを引いた」のだろうか?
  • 確定申告の締め切りは明日。慌てて書類を作成。というかウェブで簡単。
  • LaTeX の \newcommand が入れ子にできると初めて知る。これで引数9の壁を突破できた。
  • 先日、某会議の折に学内の某規定の箇条書き部分の「〜こと」の文末に対し、「〜こと」は体言止めであり文ではなく句なので文終止の句点を打つのはおかしいという意見が出た。
     柏谷研究室というページにリンクされている「公用文の書き方」*1というPDF文書を見ると、p.7 第5章, 1, (2)に「文末が「〜こと」又は「〜とき」のときは、「。」を打つ」と書いている。そんなものかと思って、試しにhttp://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO026.htmlを見ると第21条の箇条書きの「〜こと」文末には句点が打ってあるが、第13条の箇条書きの「〜とき」文末には打っていない。http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S31/S31F03501000028.htmlを見ると第6条は「〜こと。」になっている。「〜とき」終止はない。第14条に「〜者」終止があるがこれには句点が無い。
     少数の法令を眺めただけだが、「〜こと。」パンクチュエーションは結構、安定して用いられているようだ。興味深いローカルルールだ。
  • これはまた別の折、別の方の話。外国人向けの文法と日本人が学校教育で学習する文法が違うという話になった。ぼくは手元に日本語教育のための文法用語 (日本語教育指導参考書)という本を持っているが、この本は「コト」(事項)と「ムード」(話者の心的態度)の区分から始まっている。これは品詞とその用法中心の学校文法とは趣を異にしているというか、そんな区分を学校教科書、補助教材で読んだ記憶が無い。ほかにも「イ形容詞」(形容詞)「ナ形容詞」(形容動詞)という呼称も面白い。
  • 日本語文法と文献参照については毎年、卒論の添削の時期に考えさせられるのだが、関心が向いたときにウェブや書籍でいろいろとサーヴェイするのは面白いものだ。新しい知識を得ることは、自分の狭隘さを破ってくれるので面白い。

*1:http://www012.upp.so-net.ne.jp/KASHIWADANI/kouyoubunnokakikata.pdf 著者名 ISOZAKI, YOUSUKE とあるので、分かりやすい公用文の書き方 改訂版のダイジェストなのだろうか?