必要条件・十分条件

大学受験程度であれば、あまりコトバの意味に囚われずに集合の包含関係を覚えれば済ませられる。次の4個の表現は「同じこと」を言っている:

AB十分条件」「BAの必要条件」「A\subset B」「A\Longrightarrow B

必要条件、十分条件という語を使うときに「○○は△△の」という風に、必ず2個の集合が指定されていることに注意しなくてはならない。この程度の扱いでよければ、三段論法は簡単だ

A\subset B」「B\subset C\LongrightarrowA\subset C

である。Aを「ソクラテスからなる集合」、Bを「ヒトからなる集合」、Cを「必ず死ぬものからなる集合」だと思えばよい。