車いす入学拒否事件関連のメモ

「入学拒否」に否定的なを取り上げているブログのいくつかに共通して書かれていないことを指摘する。
車椅子では行けない学校 - みつどん曇天日記
北沢かえるの働けば自由になる日記
大氷山の一角 - 泣きやむまで 泣くといい
車椅子少女の中学進学の話 - MarriageTheorem 別室

車いすのマティアス―脳性まひの障害とたたかう少年

車いすのマティアス―脳性まひの障害とたたかう少年


注:この本は未読。電動式車いすの例として挙げた。
それはこの子が「脳性まひ」であるから、障害の程度によっては電動式のバックレストが高いタイプの車いすである可能性もある。これは相当に重く、50kg程度は想像する必要があるかもしれない。(この子が利用する車いすについての情報が今のところない。病院で見るような介助用車いす車いすラソンに出るような人が日常使う自走式車いすは大雑把には10kg程度。)これを 車いす少女入学拒否について(元町民として), 車いす少女の中学入学を拒否した事件についてメモ - 情報の海の漂流者 で紹介されている学習・生活環境に持ち込む場合には、相当な工夫と準備が必要になるのではないか。例えば、かつてエレベーターの無い駅で使われていたキャタピラ式階段昇降機の導入が必要である
…かどうかは現時点の情報ではハッキリとしないのだが、一応は想像しておく必要があるのではないか。障害は千差万別なので、いろんなことを想像しておく、それに伴うリスクも想像しておく必要があるのではないか。(今回の件に関するボクの意見は手段があるなら一般の中学に行かせるべき。)


僕自身は自分の子供に障害があったとしたら、やはり養護学校には進ませたくないであろう。その理由は養護学校のカリキュラム(http://web1.kcn.jp/oyodo-s0/04/04.htm)や、その背景となる学習指導要領(http://www.nicer.go.jp/guideline/old/)を見る限り、障害に関する捉え方が雑駁(現場の人が雑駁という意味ではない)で、例えば重度の聴覚障害は知的障害ではないにも関わらず養護学校によっては「英語」「理科」「社会」のような基礎的な知識の習得から疎外されてしまうから。