ThinkPad X201 Tablet 覚書
製品番号: 2985CFJ
休止状態でバッテリを消耗する
解決しない。やってみたことは以下のとおり
トラックポイントとタッチパッドの両方が装備されている
ポインティングデバイスの見本市www:トラックポイント+タッチパッド+感圧式マルチタッチパネル+電磁誘導式デジタイザ。USB接続でマウスとジョイスティックを着ければ完璧かwww
プロジェクタとの接続とパワーポイントのスライドショーの使い心地
研究室にあるプロジェクターは EPSON EMP-74 1024×768 ピクセル(XGA)である。X201 tablet の画面は 1280×800 ピクセル(WXGA)なので、X201Tの方が広い。*1
セカンダリのプロジェクタへの出力は Fn+F7 (Win7なので Win+P でも動作する)。EMP-74 を接続した時点でPC本体の画面は1024×768(4:3)を強引に1280×800(16:10)に引き延ばして表示する*2。パワポで「円」を描くとPC本体の表示は微妙に横長の楕円になる(数学の授業でグラフを描くときに若干、不便になるかもしれないが、フリーハンドで正確な図が描けるわけでもないしwww)。プロジェクタの投影する画像の縦横比はきちんとしている。
このXGAでのデュアルディスプレイのとき、指、ディジタイザペンの位置はPC本体のディスプレイの「微妙な横長の表示」の位置に忠実にポインティングしてくれる。タブレットでパワーポイントへの書き込みをすると、プロジェクタで投影した文字、図形は「微妙に縦長」になる*3。
1920×1200のディスプレイにつないでみたら、ディスプレイへの信号は1280×800であった。PC本体の画面の変形はなかった。縦横比が同じだからだろう。
…あと、ThinkPad のタブレットPCの重要な機能としてディジタイザペンの尻尾に消しゴム機能がついていることがある。これはスライドショーの実行時にペン機能から消しゴム機能への切り替えの操作が不要なので、プレゼンの進みが違う。この機能のある、なしの差はとても大きい。この機能に関しては他のタブレットPCを試しに購入して痛い目にあった。
ブラウザの「フリック」に対する反応が違う
IE, FF, safari はウェブページの「地」の部分を指で押さえてフリックすると画面がスクロールする。chorome, opera はだめだった。X60T + WinXP tablet では FF もフリックさせようとする動作で文字の反転が起きたからOSの違いの部分もあるのかもしれない。ピンチイン/ピンチアウトのアクションで文字の縮小・拡大はこの5機種すべてでできた。
ウェブブラウザではないけど Acrobat Reader は WinXP tablet のときからフリックに応答していた。論文誌によくある2段組を閲覧するときにフリックで移動できるのはとても便利。
Word 2010, Excel 2010, PowerPoint 2010 で試してみたら、フリック、ピンチイン/ピンチアウトの動作にきちんと対応していた。WinXP tablet + Office 2007 ではダメだったのだが。
FF4ではフリックによるスクロールが効かなくなっているようだ。
Win 7 にあると便利だと思うスクリーンキーボード
ボタン一つが80×80ピクセルくらいで、フォーカスのあたっているソフトに[ウィンドウ最小化], [ウィンドウ最大化/元に戻す], [閉じる]を投げるもの*4, それと[ウィンドウの切り替え(Win+TabまたはAlt+Tab)], [ブラウザのタブの切り替え(Ctrl+Tab)], [タブを閉じる]の計6個のボタンが並んでいるもの。これが画面の右上隅くらいに常に最前面で常駐していると便利かもしれない。
手書き入力パッドの起動のショートカットをデスクトップ上に作成する
手書き入力パッドの起動が指では実行できないので、C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\ink ディレクトリ内にある TabTip.exe のショートカットを作成しておくと、アイコンを指でクリックして手書き入力パッドを起動できる。手書き入力パッドのサイズを手動で大きくしたら、指でひらがな「こんにちはぼくどらえもんです。」を入力できた。
参考:http://pasofaq.jp/windows/accessories/accessories7.htm
画面の傾きを検知して画面縦横回転
[コントロールパネル]⇒[レノボタブレット・ユーティリティ]⇒[自動画面ローテーション]⇒[ActiveRotate機能を使用する(I)]のチェックボックスをオンにする。画面の向きを変更したいときに、タブレットボタンを押さずに傾けるだけでよいので、タブレットボタンを最大で3回押す手間が省けて便利。
*1:いまのメイン機はXGAのX60Tなのでプロジェクタの解像度と同じ。パワポに書き込みをしながら授業をすすめるのはとても便利。場合によっては白紙のスライドを間にその場で挟み込んで、「ホワイトボード」として使うこともある。
*2:マルチディスプレイの状態の設定は、[コントロールパネル]⇒[Intel(R) Graphics and Media]で[インテル(R) グラフィック/メディア・コントロール・パネル]で設定をいじることができる。ここで[一般設定]の[スケーリング]で[画像を中央揃えする]を選択すると縦横比を保持してPC本体画面の真ん中の1024x768ピクセルだけで表示し、かつ、プロジェクタもXGAできちんと表示する。ただしこれを使うと、指、ディジタイザペンによるポインティングがわやになる。
*3:縦長とはいえ、手書きの書き込みではほとんど気にならない程度。シネスコの映画をテレビで放送するときのようなヘンテコな縦長ではない。
*4:要するにウィンドウの右上隅の三つのボタンが指で押すには小さいというわけだ