2005-03-20 解と係数の関係(2次) 数と式 2次方程式の場合を使って説明する。 を展開すると となることから、 2次方程式 の二つの解を , と置くと、各々の解の値は分からなくても , であることだけは分かる ということ。でも2次方程式には簡便な「解の公式」があるので 和が,積がである二つの数,は、2次方程式を解けば求められる。 という逆向きの使い方の方が多い(気がする)。使い道はあるのかというと、例えば 3項間漸化式 の一般項を求めよ (…なんて試験問題が「素」で出るわけがないのだが)を解くときに は , と式変形できるので、 は公比3の等比数列、 は公比2の等比数列である… という式変形をするのだが、そのときに使える。というのも を の形になっていると見立てて と の値を求めた からである。 « 解と係数の関係(3次) イプシロン・デルタ論法(ε-δ論法) »