イプシロン・デルタ論法(ε-δ論法)

「関数fx=a\in\mathbb{R}で連続」とは「関数f写像元の空間の点x=aの近所の位相構造を壊さない」ことなのだが、このことを説明するときに、位相構造を\mathbb{R}上のユークリッド・ノルムで定義した上で説明するときに現れる論法。
高校数学くらいの知識の人にとっては、全称命題(\forall*1)、特称命題(\exists)を織り交ぜて書かれた式は奇怪きわまりなく、大学数学に嫌悪感を抱かせるには十分な「外見」と「内容の無さ」を伴っている。もちろん大学教養程度の数学を教える立場の人間がこれを知らないのは恥ずかしいが、知っていたからと言って技術屋の実用計算にとっては屁のつっぱりにもならない。
(いまどき東大の初年度教育でも教えない。cf. 初等解析入門)

*1:「たーんえー」とはふつう読まない