知能機械の観察:3さいたんてい典侍、第2章「見上げる(後編)」
ボクが帰宅をしたとき、典侍も舜も既に寝ていた。
(ぜんかいの あらすじ)昨夜の推理の段階で 典侍は てんじょうの あかりを はずした はんにんが ままか じーじに しぼられることを 突き止めたものの、ママは舜を寝かすときに一緒に寝落ちして2階で寝ており、じーじは車の片付けでいなかったために捜査は難航していたのであった。
さて典侍は、今日はママに聞き込みをしたようである。
「おふろの でんきを はずしたん?」
「ママが はずしたんよ」
ママが天井近くの戸袋の戸を開けたときに、戸を明かりにぶつけて壊したらしい。というわけで、はんにんが あっさりと じはくを したので、物足りなかったのか
「典侍と舜は ちいさいから とどかんけん」
と推理を言い続けたみたい(^^;
さて、昨日、お年始回りにくっついていって、あちこちでお菓子をいっぱい食べたのはいいがそのまま寝てしまった典侍は、今日ママに歯の間に食べかすが残っているのを見咎められてしまった。すると急に悲しい顔になって
「…あのなぁ、ままなぁ…、
…。
…典侍なぁ …ほんとはなぁ… はを みがきてかったん…。
…。
…でもなあ だれもなあ はお みがこうって ゆーてくれんかったん…。
…。*1」
(おまえ本当に3歳児か?(^^;)
(「見上げる」完)