テイラー展開の証明のアウトライン
講義の準備のための覚書。Langの解析入門 原書第3版(isbn:4000051512)には「後退する」部分積分を繰り返してTaylor展開の剰余項をくくり出す技法が書かれている。
(Langに沿っているのはここまで) ここから関数 を構成する。この関数はであり、が剰余項の係数を決める式である。区間の両端の値が一致していて、滑らかな関数であるので、Rollの定理から係数を決定すると(ただし)が在ることが分かる。(この部分はLangと違って、そこらの日本語の微分積分学の教科書でよく見る論法。)