やさしい単語で自分の理解をまとめてみる

  • 大震災から100日経ったそうだ。
  • 原発は、地震の日に核燃料を冷やすことができなくなって、核燃料が猛烈に熱を出して溶けて、その熱の作った水蒸気のせいで釜が耐えられないほどの圧力になったりとか、溶けた核燃料が釜を溶かしたりとかして、釜が壊れ、釜のはいった鉄の容器や配管に穴が開いて、中から放射性物質が大量に飛び散ってしまった。
  • 現在、燃料を水で冷やしているのだが、容器に穴が開いているので、冷やしたついでに放射性物質がたっぷりと溶けた水が容器の外に出続けていて、その水をどこにも捨てることもできないし、溜まる一方で敷地からあふれそうになっている。かと言って、核燃料(だったもの)に水をかけて冷やすのをやめるわけにもいかない。やめたら、また発熱を始めて、いろいろな物質が変性して水素ができたりとか、高圧の水蒸気ができて、爆発(核爆発じゃないけど、容器を再び壊して、放射性物質をたっぷりと含んだものが勢いよく撒き散らされるような爆発)が起きる。
  • いまは冷やした後の水をもう一度、冷やすのに使って、水があふれないようにしながら、冷やし続けられるようにしようと努力しているところだが、なかなか仕組みをうまく組み上げられないでいる。現在、冷えているとはいえ、グチャグチャになった核燃料(だったもの)の発熱量は膨大なので、冷たい水を入れて熱くなった水を炉の外に出して、中で発生し続ける熱を上手に外に捨て続けないといけない。容器を水浸しにしただけでは、熱がこもって逃げないのである。
  • いま計画されていることは原発(だったもの)にカバーをして、蒸気、湯気にくっついた放射性物質が野放図に出まくるのを押さえようということ。
  • 容器やその周辺の設備などに開いた穴を塞ぐ目処は、現場の放射線量が高すぎるので、立てようがない。
  • この冷やし続けることで手一杯でにっちもさっちも行かない状態があと数十年は続くのだろう。
  • 女川原発福島第2原発では、地震の当日に運良くなんとか冷やすことができたので、このような亡国の大惨事にはならずに済んだ。(国土の中に住めない場所を作ったので「亡国の」と言ってもいいだろう。)
  • 「カネをケチって国土を失った」ことが後世の笑いもの、いや後世の恨みを買わずに済むだろうか?
  • 発電所がその発電所以外の電源を大量に確保しておかなくてはいけないというのは、マヌケなシステムのようにも思われる。