出題できない簡単な問題(大学の先生の愚痴)
現在の学習指導要領「数学II」には次のように書いてある。
(4) 微分・積分の考え
具体的な事象の考察を通して微分・積分の考えを理解し,それを用いて関数の値の変化を調べることや面積を求めることができるようにする。
ア 微分の考え
…
イ 積分の考え
…
3 内容の取扱い
…
(5) 内容の(4)のアについては,三次までの関数を扱い,イについては二次までの関数を扱うものとする。…
この縛りがあるので、大学の先生は例えば次の問題を入試に出せない。
次の条件を満たす4次関数 を求めよ。(以下略、たとえば「点(1,-2)で極大値となる」とか。)
3次関数 はあらゆるの2次以下の関数 に対して を満たす。このとき を求めよ。ただし の係数は1とする。