接線の公式(とベクトルの平行)

接線とは接点を通りベクトル(dx,dy)に平行な直線である。
関数f(x)のグラフy=f(x)を考えたとき、f(x)導関数\frac{dy}{dx}と書くこともある。図形的には「f(x)のグラフは点xにおいて横にdx進んだら、縦にdyだけ進む」ということを意味している。ここで「横にdx進んだら、縦にdyだけ進む」ということを「ベクトル(dx,dy)だけ移動する」と言い換えてもいい。ここで接線上の任意の点をP(x,y),接点をA(a,f(a))とおくと\vec{AP}(dx,dy)に平行であるから、接線の式は次のようになる:

\frac{x-a}{dx}=\frac{y-f(a)}{dy}すなわちy=\frac{dy}{dx}(x-a)+f(a)